*祈りのWe*

 地震から2週間が過ぎました。
 札幌にいると被災地の様子、原発への不安がどの程度のものなのかわかりにくくなります。
 実際に見えない部分で困っている人、ストレスでいっぱいの人、たくさんたくさんいらっしゃることと思います。

 皆さんはどんなことを思いながらすごしていますか?

 私はニュースを見るたびに「???」になることがいっぱいです。

 東電さんは3月の電気料金の請求を被災地の方、避難中の方にも出したそうです。
 地震は3月11日だったので10日までの分は払えということでしょうか?
 私達が困っている人のことを思い善意で出した募金などはこういう部分のカバーに充てることは出来ないのでしょうか?
 あとから調整するとかニュースでやっていましたが、料金の請求をする前に原発の状態を正常にすることに時間も労力も使ってほしいと思ってしまいます。

 政府は被災地の方や避難中の方に無条件で20万円の融資をするとニュースにありました。
 なぜ「貸付」なのでしょうか?
 無償で渡すことが出来ないのでしょうか?
 貸すということはいつか返してねということです。
 家もなにもかも失った人に貸す・・・ここでも私達の善意はどう使われているのだろうか?と疑問になります。

 東電さんは電気料金の値上げを検討しているそうです。
 事故がおき、火力発電などへの経費もかかるからだそうです。
 なぜ停電を受入れ我慢している関東の方々の電気料金があがるのでしょうか?
 
 今回の地震に対して、国内だけはなく海外からの募金や援助もいっぱいあると聞いています。
 でも一向に被災地の方、福島で避難、屋内待機をされている方々に明るい兆しが見えてこないのはなんででしょう?

 
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 これは私が大好きな札幌で活動しているSNAER COVERというバンドの「ファンシー」という2枚目のアルバムです。
 地震の数日前に発売、手にしました。

 このアルバムの中に「We」という歌があります。
 地震が起きてから、毎日毎日私はこの曲を聴いています。
 そして何度も何度も涙が出ます。

 ボーカルの斉藤洸さんの許可を頂いてあるので歌詞を載せますね。


 ~We~

 祈りのWeよ  廃棄のWeよ
 もうやめにしよう

 僕ら 火を歌う
 もう苦しいの消えた
 ファンシーの歌
 Weよ  Weよ

 命の子供 Weよ
 日常を取り戻そうよ

 僕ら 火を歌う
 もう苦しいの消えた
 賛美歌
 Weよ  Weよ

 平和の樹の下 あぁ裸でいるよ
 Weよ  Weよ 平野


 HPで視聴できるので聴いてみてください。http://snare-cover.com/discography/


 私は「日常を取り戻そうよ」という部分で毎回涙が出てきます。
 今、日常を取り戻せていないのは私達が悪いのでは決してありません。
 自然災害に対してもしかすると、環境汚染などなど原因はあるかもしれません。
 でも地震がくるだろうと予想できなかったことはまったく罪にはなりません。

 罪になるとしたら、危険を察知していて放置すること、わかっているのにやらないこと、そういうことに尽きるのだと思います。

 でもでも、みんな必死に頑張っています。

 関東の方々が計画停電で不便な生活をされていても暴動もなにも起きないのはすごいことだと私は思います。
 どんなに普段、人と人との間には壁があったり差があったりしても「平和の樹の下」ではみんなが平等でみんなが一緒に頑張れる。

 そして、心の中には「祈り」があるから頑張れているし、未来をみようと思っている。

 命の子供とは、小さい子供のことだけではなく、地球上の人間みんなのことだと私は解釈しています。
 そして、火の歌とは、情熱・希望・未来なのだと解釈しています。

 その火の歌が一人でも多くの方に届き、「もう苦しいのはやめにしよう!」と前に進めるといいなと思います。
 言うのは簡単です。
 でも、そう私は祈りたいと思います。

 ”ファンシー”とは、空想。想像。また、気まぐれ。思いつき。という意味です。
 今のこの状態の中、想像すること、気まぐれでも思いつくことがすごく大事じゃないかと私は思います。
 「私に出来ること、なんだろう?」と考えるだけでもすごくすばらしいことです。

 そこに何か応援歌があると励みになります。

 札幌で活動するバンドの方々は地震直後ライブを中止にされていました。
 でも「被災地に届け!一人でも多くの人の心に届け!」とチャリティライブなどに動き出しています。
 直接は届かないかもしれませんが、そういう”想い”が集まるときっと何か変化が起きるかもしれません。

 私も何かしたいな・・・この「We」という曲をどんな形にするかはまだ未定ですが我慢の必要な生活をされている大切なお友達に送れたらいいな・・・と思っています。


 人には衣食住が必要ですが、視点を変えて歌で元気になり希望を持っても良くないでしょうか?

 私がブログでこの「We」を紹介していいですか?とメッセージを送るとボーカルの斉藤さんは「このアルバムを作って本当に良かった!」と丁寧にお返事を下さいました。

 離れていても何か出来ないかと頑張っている人が札幌にはたくさんいます!
 辛い時は必ずSOSを出してほしいと思います。


 SNAR COVER "ファンシー”の中の「一番最後のアイディアを」の最後の方の歌詞に


 存在を越えて 憎しみを越えて 社会を越えて 生くんだよ
 人はどんなに辛くても来るしくても 命の歓びがほしいはずだよ

 ~

 深い深い悲しみの中にそっと 何よりも優しいものがあるんだろう
 時の流れにでっぱらなくなる時 一番最後のアイディアを



 生きること、暮らすこと、自己実現、貪欲になりたいと思いました!!


 掲載を許可してくださった斉藤洸さん、本当にありがとうございます。
 

 
 
by best-bplace | 2011-03-28 18:05 | best@place