誰の問題か???

 私のblogを読んでくださる方には時々(いや、しょっちゅう?)登場する自立支援センターのK先生のファンも多くいます。
 最近K先生のことを書いていなかったな~と思うので、書いてみたいと思います。

 私が関わっている発達障害の親の会で時々来ていただいてK先生には相談会を開いて頂いています。
 毎回色んな相談事が出てくるのですが、K先生がいつもぶれずに言い続けてくれることがあります。
 それは、
 『誰の問題ですか?誰が困っているんですか?』ということです。

 たとえば子供が○○が出来ない、進級したら不安だ、お友達が少なくて心配だなどなど。
 先生はそれらの話を聞いて必ずお母さんに聞きます。

 『誰の問題ですか?』
 『誰が不安なんですか?』
 『誰の心配なんですか?』

 聞かれるとお母さん達は「はっ!?」とした顔になって「私の問題ですよね。」とか「私が一人で不安になっていました。」などと気付かれていきます。

 先生は、自分の問題と子供の自身の問題は分けて考えましょうといいます。
 そして、ちょっと厳しい言い方だけど「自分の問題は自分で解決しましょう」とも言います。

 親の会だから、発達障害を抱えている子供の保護者の集まりが中心です。
 K先生は当事者にはとっても優しく味方になってくれる先生です。
 だからこそこれらの話の他に必ず言ってくれます。

 「一番困っているのは本人、お子さんなんですよ!」と。

 そういう子供を抱えて親ももちろん参ってしまうことが多くあります。
 だけど、そうは言ってもそれ以上に、親が参っちゃうずっと前から子供自身がずーっと困ってきていて辛いのも通り越すぐらい大変なんだとK先生は言い続けてくれます。

 私は最初、K先生に出会った頃、頑張っている自分をほめてもらいたい、なぐさめてもらいたいと思った事が多々ありました。
 でも先生はずーっと一環して同じ言葉を言い続けてくれました。

 ある時も、息子がいつも同じパターンで同じことを何回も言う話をK先生にしました。
 私はこの時「お母さん、大変だね。」と言って欲しかったのだと思います。
 でもK先生は「お母さんも毎回同じようにこたえてあげてください。」と言いました。
 私はこの言葉を聞いて、「一番やさしい解答だな。」と思えて涙が止まりませんでした。
 なぜなら、障害は直らないからです。
 変えられないからです。

 どんなに努力をしても変わらないものを変えようと必死になるより、現実をちゃんと受け止めようねっていう言葉に私は聞こえて、

 「いいんだ。毎回同じことを話すけど、それが私の息子のありのままの姿なんだ!」と心にストンと落ちました。
 無理もしなくていいし、ダメだと思って直そうとしなくてもいいんだと思えて、そう思えたことですっごく救われました。

 もしも逆に「それじゃあお母さん大変だよね。同じこといっても無視したら?」と言われたり、直りもしないのいあの手この手と作戦をたてらると子供のことも自分のことさえも否定されたような気持ちになっていたような気がします。
 K先生の言葉はぶっきらぼうに感じるけれど、じっくり考えると一番やさしい言葉なんだと思いました。

 でも残念なことに、会を重ねてもそれが伝わらないお母さんもいます。
 そういうお母さんも毎日きっと必死なんでしょう。

 子供が進級できるかどうかわからない。
 みんなと同じようにできない。
 友達とちゃんとかかわって遊べていない・・・などなど。

 実際に子供自身が進級できないかもしれないよって悩んでいたり、みんなと同じように出来ないことを不安に思っていたり、友達とかかわれなくて困っているならK先生は作戦を考えましょうと言ってくれます。
 でもそれがお母さん自身の問題だったら自分で克服してくださいと言うことなんですよね。

 人と比べないということは難しいことです。
 大人になっても自分と他人を比べること、いっぱいあると思います。
 でも、比べるのは自分のことだけにして、子供のことは楽にしてあげたいなって私は何度も何度も思ってやってきました。

 だからちょっとだけ、主婦同志の話題についていけないこともありますが(笑)
 でも、それぐらいで丁度良いんだと思います(〃^∇^)o_彡☆
e0166066_1934395.jpg
 
by best-bplace | 2008-11-27 19:36