能動的に生きる

 私はこじれた人間関係になった相手とは付き合いを表面上続けていくことが苦手なタイプです。
 どうしても顔を会わす環境の場合は自分からその環境を抜け出すことも多くありました。
 そして、パパにはそれをいつも指摘されてきました。
 だから、私のそういう部分は欠点だとずっと思ってきました。

 でも先日読んだ「自分を嫌うな」という加藤諦三さんという方の本にそれはいいことなんだと書いてあってビックリしました。

 受身のタイプの人は切りたい人間関係も自分からはきれないので、悔しいことや悲しいこと、腹の立つの事があった場合にその思いがなかなか消化しきれないそうです。
 なのでどっちかというと根にもってしまい、恨みをずっと抱いて生きていきがちなんだそうです。
 でも能動的には人はそこから離れられるので、その分その思いにずーっと支配されずに済むのだそうです。

 なるほど!と思いました。

 能動的というのは「自分から他へはたらきかけるさま」と辞書には載っています。
 受身はその反対ですよね。

 それと、今の自分を嫌ってしまったり自分を認めることがなかなか出来ない人はやっぱり育ちにとっても影響されるという前提で、でも「それも不運だったと思うことにしましょう」と書かれてありました。
 それは親のこと、育ちのこと、ずーっと一本の線の上でつなげて嘆いてしまうとなかなか前向きになれないから、「親を選べなかったこと・・・不運だった」、「あの時ああ言われて悲しかったことは不運だった」と一つ一つに対してそう思って終了にするほうが良くありませんか?ということです。

 私が受身な人だったら、きっと親のことも自分からは結論も出せず嫌な思いを引きずりながら今も付き合いを続けてそのたびにストレス満杯になっていたと思います。
 そしてその悪い影響を一番受けてしまうのは私の子供です(泣)

 ちょっと難しい本だったので解釈があっているかどうかはわからないのですが、自分の人生だから何事も自分で選んで自分で決める。
 それが自分を幸せにする一番の方法なんじゃないかなと思いました。


 
能動的に生きる_e0166066_182714.jpg

by best-bplace | 2009-01-28 18:02 | 想うこと