ずっと残しておきたい話(3)(K先生のアドバイス)

2007年4月18日のに気より

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 K先生には息子の今の課題、携帯のことを主人が自分から相談しました。
 以前に先生から頂いたメールは主人にも読んでもらったけど、どこか釈然としなかったようです。
 でも今日は吹っ切れたみたいでした。
 K先生いわく、ルールっていうのは「枠組み」のことで、ここまでOKだよいうラインを決めることです。
 でもそれは100%じゃなくて6~70%でOKでいいんじゃない?って言っていました。
 その中で、最低限家庭で譲れないものははっきりと提示する。
 我家の場合は、使用は夜の11時まで、居間でしかやらないですが、これは譲らなくていいでしょうということです。
 でもそこにプラスするのが「加算式ルール」だそうです。
 努力目標のために作るもう一つのルールです。
 例えば、勉強を1時間集中してやった、「お前すごいな!」って10分延長してあげるとかそういうルールです。
 努力したらなんかあるってことも用意してあげるといいってことです。
 でも守れないこともありますが、その時は「今日はイエローカードだったけど、明日頑張ったら帳消しにするよ。」って言うことが大事なんだそうです。
 イエローカードの蓄積はやる気もなくしいくので、今日できなくても明日できたらOKにしてあげることが大事なんだそうです。
 自閉症の子は、0か100かという考え方しか出来ない極端さがあります。
 できない、できなかった、だめだなっていう状態ではサジをなげてしまうような気持ちにもなりやすいので、気持ちをひっぱりあげること自体が難しくなるなって思います。
 そして、もう大人扱いもしてほしいだろうから「契約書」を交わしたらいいって言っていました。正式な売ってるタイプでもいいかもってことで、そこで大事なのは「有効期限」を決めることだそうです。
 そして見直しの保証もつける。
 契約書に載ってない事態になった場合は、双方と第3者をプラスして話し合うこととするとかなんでもいいので付加えておくといいかもって言っていました。

 つい、よその家庭と比べたりもしがちですが、あくまでも我家でどんなルールでやっていくかを考えることが大事だということです。
 また、譲れないルールを守ってもらうためには、物理的な対策も必要だと言っていました。極端だけど、居間で使用するのを守ってもらうためには居間の範囲でしか届かないように鎖をつけるとか、充電器は動かないように固定するとか11時にオフタイマーセットしておくとか。
 考えたら色々出来そうですよね。
 出来ないことをいきなりゼロにしようとしない、難しいことだけど、家族が楽しく暮らすためには工夫が必要です。
 またまたとっても勉強になりました。
 今日から早速実行します。

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by best-bplace | 2009-02-03 16:53