ゆーたろの卒業に寄せて・・・

 今日はゆーたろの卒業式でした。

 今年になってから今日まで長い長い時間に感じます。
 受験勉強・センター試験・家庭学習期間・一般入試・合格発表。
 私にとっても初めての経験で、驚いたり泣いたり笑ったり・・・正直大変でした。

 思い起こせば3年前、ゆずちゃんの卒業式の日がゆーたろの合格発表で怖くてなかなか見にいけず、式を途中で抜け出してPapaが見にいってくれたのがゆーたろの高校生活の始まりでした。
 その時一緒に見に行けなかった友達のO君とはずっとクラスも一緒、今朝も一緒に私の車で学校に行き・・・O君で始まりO君で終わった高校生活でもありました。
 O君は一足先に公務員試験に合格し、春からは警察学校です。
 なので受験でふーふー言ってるゆーたろの息抜きに毎夜、毎夜、ゲームに付合ってくれたりしました。

 本当にO君、ありがとうございます(o・v・o)

 散々だった中学校生活だったので高校でも先生と話すのが怖かった私です。
 案の定、新学期早々から遅刻・早退・欠席があったり「帰ります」とメモだけ残して帰ってきたり。
 でも何があっても先生は本人のそういう行動を責めず、「学校から家に着くまでの間に事故でもあったら大変だから」と言ってくれました。
 頭を下げるPapaと私に「そのうち落ち着きますよ、大丈夫です。いい子じゃないですか。」と言い続けてくれました。
 診断がついたあとも真剣に向き合ってくれて、本人にわからないところで相当のフォローをしてくれました。
 それでもゆーたろの調子が崩れると「普段いい子だし、おとなしいので後手に回ってしまうんです」と私にあやまってくれました。
 それだけでも頭が上がらないのに「生徒のことをやるのは教師の仕事なんです。」と言い切ってゆーたろのことで四苦八苦する私に「無理しないでください」といつも言ってくれました。

 いつもゆーたろのいいところを探してはほめてくれて、励ましてくれて、何か出来ないか、何か出来ないかといつも考えてくれました。
 他にも色々なことを抱えている生徒さんもたくさんいたと思います。
 毎日の仕事も忙しかったと思います。
 そんな中、本当に3年間、たくさん支えてもらい、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 金曜日にPapaと一緒にお菓子とお花を持って先生に挨拶に行きました。
 学年主任の先生、部活の先生ともお話しました。

 2次障害がひどかった1年生の夏、当時のキャプテンと先生とでゆーたろをどうするか話合ったことがあったそうです。
 3年のキャプテンは「あいつがサッカーをやめたらろくなことにならない。俺らがちゃんとひっぱります。」と言ってくれたのだそうです。
 3年になって素人で始めたサッカーでレギュラーになれたのもそういう先輩の支えがあったからです。

 どんどん大人になって自分のことが出来ていく友達たちをいいなと思った時に、O君に「出来ないことが多くあってもあいつはそれでいいんですよ。」と言ってくれたのが去年のゆーたろの誕生日の時でした。

 たくさん迷惑もかけていると思うのだけど、ゆーたろをゆーたろとして認めてくれる友達がいるんだと思うととっても嬉しかったことを覚えています。

 私にとって、診断がつく前は「なんで?」の連続でした。
 診断がついたあとも何があるたびに「なんで?」の連続でした。
 色んな不都合な部分は本人だけが悪いのではないとわかっても、特性からくる分かり合えなさに何度も何度も涙を流してきました。
 沢山の学びを得てきましたが、やっぱり私にとっては辛さもいっぱいあった2年半でした。
 そしてこれからのことを考えると不安もいっぱいです。
 新しい環境でゆーたろがちゃんと慣れてやっていけるのか、人との付き合いの中で悩むことがあってもなんとかやっていける強さをもてるかどうか。
 そして「俺ってけっこういいじゃん」と前向きに思い、生きていることを楽しいと思ってもらえるかどうか。

 不安だらけです。

 でもその不安は自分の子は絶対に幸せじゃないといけない!という強い親心からくるのだろうと思います。
 友達と記念写真を撮っているゆーたろの姿に高校の3年間のすばらしかったことと、これからの不安と入り混じっていました。

 でも、これからもやれることは変わりません。
 「けっこういいじゃん」と言い続けること、何か失敗があっても「あなたの価値は変わらない」と言い続けること。

 先生が帰りに「お母さん、いつでも学校に来てください」と言ってくださいました。
 きっと、お言葉に甘えて、職員室のドアを開けて入っていく私が今から目に浮かびます。
 甘えれるところには甘えさせてもらおう、一人で抱え込まないでやっていこう、3年間で学べたことの一つかもしれません。

 ゆずちゃんと一緒の中学だった子のMamaとも今日は一緒でした。
 最後に「ゆずMama、2年間本当に頑張ったね」と言ってもらえました。
 途中で転校になり、そのMamaは随分と心配してくれました。
 なんだかその一言で頑張ってきて良かったなと報われた気持ちになりました。

 3年間、沢山の人に支えられてきて感謝もいっぱいです。
 そしてそれ以上に、ゆーたろ本人がとっても頑張ったのだと思います。
 「手柄は本人に」とよくK先生がおっしゃっていますが、本当にそうです。

 卒業という一つの証はゆーたろ本人が勝ち取ったものです。

 「俺はクラスで浮いていると思う」とお医者様に言った日から、報われたこと、「俺ってけっこういいじゃん」と思えたこと、本人の中で沢山あったなら、私もとても嬉しく思います。

 今日はたくさんの「ありがとう」に包まれた一日でした。

 ゆーたろの制服姿も見納めです。

 
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 警察官になるO君は早速敬礼です(笑)


 
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 いつも遅刻ばかりだった二人が今日は15分前に学校に到着しました┏(; ̄▽ ̄)┛
 最初で最後の早い到着(笑)

 
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 出会えた友達を財産にして、これからの実社会の中で、幸せに幸せになってほしいと思います。

 
by best-bplace | 2009-03-01 19:25 | 想うこと